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高品質を実現する研究開発・生産体制

研究開発のコンセプト

キッツの開発設計部門は、「お客様に感銘的な創造商品を継続的に提供し、技術体質の強化と共に企業価値を持続的に向上させます」を行動指針として、積極果敢に研究開発に取り組んでいます。

■ コアテクノロジー
事業の核となる素材及び工法技術における一貫した要素技術の拡大化。
■ インテグレーター
お客様へのソリューション提供による技術提案型企業としての体質強化。
■ スピード
先行かつ迅速な研究・商品開発。

汎用から特殊、高付加価値システムへ進化を続ける商品開発

汎用バルブ単体の製造からスタートしたキッツは、時代のニーズを先取りし、流体のオン/オフ制御から自動制御、そして単体から複合ユニットへと、高付加価値商品の開発に取り組んできました。また、人や地球環境への負荷が少ない技術開発(工法・素材開発、資材調達)を積極的に進めており、特に素材開発については、鉛レス銅合金や欧州のRoHS指令に適合した素材等、高まる環境・安全への社会的要請に応えるための商品開発にも力を入れています。

時代が求める多様なニーズにお応えするため、技術者一人ひとりがスキルを高め、日々価値創造に挑戦し続けることによって、キッツグループは、卓越した「安全性」「耐久性」「信頼性」を誇る流体制御機器を生み出しています。

世界のユーザーの信頼に応えるトップレベルのテクノロジー

業界をリードし続けるキッツは、常にマーケットインの思考をベースに、高品質で独創的な商品をお客様にお届けしています。グループ一丸となって、高機能化・超精密化する商品技術・生産技術を育み、さまざまな分野で技術の種を開花させています。

世界トップレベルのテクノロジーで進化を続ける商品開発

ラインナップの拡充〈PFAライニングバタフライバルブ(株)キッツ〉

接液部に採用した高グレードのPFA樹脂と独自の封止構造により、優れた耐塩素透過性と封止性能を持つケミカル用バルブ。

新素材の開発〈北米向け鉛フリーバルブ(株)キッツ〉

キッツメタルワークスと共同で開発した、高いリサイクル性と良好な切削性を有する、新たな耐食用鉛フリー黄銅材料で作られたバルブ。

高機能・超精密の技術〈薬液用中空糸膜フィルター (株)キッツマイクロフィルター〉

日々進化する半導体技術に対応するために、中空糸膜製造技術を駆使し、ナノろ過、クリーン化を実現したフィルタ

高付加価値商品を生み出し続ける独自の研究開発体制

キッツの研究開発の原動力は、高度な試験・分析・解析及び計測技術にあります。全ての商品は徹底した試験と分析によって管理され、これをクリアした商品だけがお客様のもとに届けられます。

あらゆる使用条件を想定した試験・分析

流量試験

実際の配管を再現してバルブを設置し、流体を流すことにより得られる圧力の差を測定します。測定した値は、お客様のプラント設計に反映されプラント建設の迅速化に貢献しています。

曲げ強度試験

近年、配管接続には、耐震性や軽量化などが求められています。システムのプロセスで加わる応力集中に対し、バルブ接合部分の評価を行い、品質を確認しています。

ブローオフ試験

高温・高圧の流体制御では、バルブの開閉時に大きな力が加わります。使用限界条件においてもバルブが正確に作動し、高い品質を確保できるよう耐久性を確認しています。

低温試験

環境に優しいクリーンエネルギーであるLNG(液化天然ガス)の液化プラントは全世界に建設されています。低温の流体であることから、低温状態を再現した試験を行い、正確な流体制御能力が発揮できるよう、常に品質向上に努めています。

ファイアテスト

バルブのシール部材が完全に焼損するほどの火災にあっても、バルブとしての機能を維持することが可能であるかを確認し、製品の基本的設計構造に反映させています。

シミュレーション解析

日々進歩する各種シミュレーション解析技術を積極的に取り入れ、製品機能の事前検証や欠陥の少ない鋳造方法の確立など、商品の信頼性向上と開発期間短縮に大きく貢献しています。

素材からの品質管理を実現した一貫生産体制

キッツグループは一貫生産を基本に考え、バルブの素材である鋳物(素形材)をコア技術と位置付け、鋳物から社内で生産しています。バルブの主要材料である青銅、鋳鉄、ダクタイル、ステンレス鋼、鋳鋼、それぞれの鋳造設備をグループ内で持つ一貫生産体制によって、素材からの品質保証体制の確立と多品種少量生産を実現しています。

「KICS」に基づく生産方式

マーケットインの発想によるモノづくりを支えているのが、「KICS(KITZ Innovative and Challenging System)」に基づく生産方式です。KICSは、売れるタイミングに合わせて工程順に1個ずつ製品をつくることで、後工程には良品しか流さない仕組みを確立しているのと同時に、受注から生産、納品までの一連の工程における停滞や無駄の排除を実現しています。また、さらなる納期短縮を目指し、標準作業の徹底と工程改善による製造ラインの強化に継続して取り組んでいます。

コスト削減への取り組み

キッツは、第3期中期経営計画に、「グローバル調達・内製化・生産性向上等によるさらなるコスト削減」、「利益を生む設備投資の積極的な実施」の2点を掲げています。これに基づき、当期は加工設備の新規導入により生産能力を増強した他、塗装ロボット2台を導入し、省人化による生産性向上を実現しました。今後も利益を生む設備投資を積極的に実施していきます。また、新たな取り組みとして、製品の統廃合や部品の共通化を進めています。

品質マネジメントシステムに裏付けられたキッツブランド

キッツは、品質マネジメントシステムの重要性にいち早く着目、1989年11月、日本企業で最初にISO9001の認証を取得しました。現在では、キッツグループにおける国内外全ての生産拠点においてISO9001の認証を取得し、国内においては、本社、長坂工場、伊那工場及び茅野工場で認証を継続しています。また、日本のバルブメーカーとして最初にPressure Equipment Directive 97/23/EC(PED)の認証を2001年7月に取得、台湾、タイ、中国の生産拠点でも認証を取得しています。

こうした国際的な品質規格に加え、国内では、高圧ガス保安法に基づく大臣認定試験者、JIS(日本工業規格)製品認証やJWWA(日本水道協会)が定める規格、API(アメリカ石油協会)のAPI Monogram表示許可などを取得しています。

世界最適地生産を目指したグローバルな生産ネットワーク

キッツグループは、現在、グローバルな生産ネットワークの構築を進めています。

国内工場は高付加価値商品の生産を行うとともに、グローバル生産拠点のマザー工場としての重要な役割を担っています。また海外では、タイ、台湾、中国、韓国、インド、スペイン、ドイツ、ブラジルに生産拠点を設け、現地のマーケットニーズに的確かつ迅速に対応するための生産体制を構築しています。

ステンレス鋼製バルブの生産工程

© KITZ Corporation