ホーム > IR情報 > 中期経営計画

IR情報

中期経営計画(2016年5月策定)

2010年5月に策定した、2020年度を最終年度とするキッツグループ長期経営計画「KITZ Global Vision 2020」につきましては、リーマンショック後の経済回復を期待して業容の拡大を掲げ、達成に向けての施策を展開してまいりました。しかしながらその後の経営環境については、中国経済の成長率鈍化の影響が中国国内にとどまらず、新興国経済にも大きな影響を及ぼしている一方、原油価格の下落により、エネルギー関連企業の設備投資が抑制されている状況にあります。日本国内においても、建築設備向けに東京オリンピック・パラリンピック需要は見込まれるものの、世界経済の低迷で企業業績の見通しは不透明であり、積極的な設備投資を控えている現状です。これらを踏まえ、今後の業績について楽観的に見込むことは極めて難しいと判断し、併せて、第2期中期経営計画(2013年度〜2015年度)の実績と市場環境の変化を勘案し、新たに2018年度までの第3期中期経営計画を策定するとともに、長期経営計画の数値目標の見直しを行いました。

第3期中期経営計画(2016年度〜2018年度)
基本方針

(1)

強みが生かせる重点市場分野である「建築設備」「石油化学・一般化学」「クリーンエネルギー」に経営資源を集中。新製品投入・設備及び研究開発投資を同分野に集中するとともに、機能別組織を貫く全社横断の戦略推進体制を強化し、重点施策のPDCAを回す。

(2)

グローバル調達・内製化・生産性向上によりコスト改善。利益を生む設備投資を積極的に実施するとともに、業務改革・無駄の排除により、利益とキャッシュ・フロー重視の方針を徹底し、ROEを向上させる。

(3)

上記により、2018年度に営業利益100億円以上、2020年度に過去最高益を目指す。

(4)

株主還元の充実として、現金配当による目標連結配当性向25%に加え、自己株式の取得にも積極的に取り組み、株主還元の一層の充実を図る。

セグメント別売上高・利益計画(連結)

(単位:百万円)
  2016年度 2017年度 2018年度
第3期中期経営計画
(2016年5月公表)
実績 第3期中期経営計画
(2016年5月公表)
経営計画
(2017年5月公表)
第3期中期経営計画
(2016年5月公表)


バルブ事業 92,000 91,766 95,000 94,000 100,000
伸銅品事業 16,400 19,333 16,500 20,000 16,500
その他 3,100 3,002 3,500 3,000 3,500
111,500 114,101 115,000 117,000 120,000



バルブ事業 11,000 11,444 11,900 13,000 13,150
伸銅品事業 250 831 350 400 100
その他 100 59 150 50 150
全社費用他 △3,350 △3,405 △3,400 △3,450 △3,400
8,000 8,929 9,000 10,000 10,000
経常利益 7,700 8,799 8,700 9,700 9,700
親会社株主に
帰属する
当期純利益
5,000 5,400 5,700 6,300 6,300
営業利益率 7.2% 7.8% 7.8% 8.5% 8.3%
海外売上高比率 31.8% 29.7% 32.7% 29.1% 34.2%
ROE 6.6% 7.3% 7.2% 8.5% 7.7%
自己資本比率 63.9% 61.9% 64.7% 64.1% 64.0%
EPS(円) 46.6 51.43 54.0 62.94 61.0
BPS(円) 736.00 727.78 778.00 770.00 825.00

戦略・施策

バルブ事業

(1) 重点市場分野と重点地域を絞り込み、特化した新製品投入と複合機能化の推進により、シェアの拡大を目指す。
  1. 重点市場分野:「建築設備」「石油化学・一般化学」「クリーンエネルギー(水素、LNG)」
  2. 重点地域:日本+3極2拠点(特にアセアン、米州)に絞り、複合機能化を推進する。
(2) 縦(機能別組織)と横(全社横断組織)のマトリックス体制により、「組織」のマネジメントと「製品」のマネジメントの両輪を強化し、事業戦略を推進する。
  1. 組織のマネジメント:事業企画部の機能及び権限強化により、既存組織の重点施策の進捗管理とPDCAの徹底を図る。
  2. 製品のマネジメント:プロダクトマネジメントセンターを新設し、重点市場分野の徹底したマーケティングにより、戦略に基づいた必要な製品群を一気通貫で適時・迅速に投入し、プロダクトマネジメントを実践。
(3) 既存のリソースを無駄なく徹底的に活用し、グローバルで戦えるコストを実現することで、さらなる売上利益拡大につなげる。
  1. 生産本部を主体にコスト改善推進体制を強化し、グローバル調達・内製化・生産性向上により、コストの大幅な改善を目指す。
  2. エンジニアリングセンターを新設し、特注品の採算向上を図る。

戦略ピラミッド

縦と横のマトリックス体制

伸銅品事業

<戦略>

生産性向上により、利益の最大化を図る
事業再構築により付加価値の拡大を図る

<施策>

(1)生産性向上
  1. ライン再編による加工費低減
  2. 原材料の最適配合による材料費削減
(2)事業再構築
  1. 切削品及び鍛造品のグループ内生産統合・統合効果の実現による事業拡大

その他(ホテル事業)

<戦略>

お客様目線に立ったきめ細やかで徹底したサービスを提供する

<施策>

お客様に“感動”をお届けするサービスと快適な施設の提供
  1. インバウンド獲得強化につながる”真心がこもったサービス”の提供
  2. インターネット予約体制改善で”安心”を提供
  3. 客室のリニューアルによる、”ワンランク上の快適さ”を提供

その他(水事業 ‐キッツスマート養殖‐)

<戦略>

水産ビジネス向けのトータルサポート体制(コンサルティング・エンジニアリング・マネジメント)を構築する

<施策>
  1. KITZ RECIRQUAの開発を促進し、水浄化技術を実用化
  2. 実用化プラントの設計・運転とプラント管理技術(自動制御・遠隔監視・データ蓄積・分析など)の獲得
  3. 受注体制の整備と、ターゲット顧客へのアプローチの継続

経営基盤の強化

【人事】

  • 女性活躍推進への取り組み
    • 社内風土の変革
    • 多様な働き方ができる制度改革・育成計画
    • 営業職・技術職強化を目的とした採用計画
  • 多様な人財が活躍できる人事制度構築及び育成計画策定
  • 適所適材を可能とする連結人事データベース構築

【環境】

  • 環境マネジメント体制の強化
    (①ISO14001認証取得、②環境関連数値の管理体制の構築)
  • 環境負荷の低減、及び環境関連法規制対応
    • CO2排出量原単位(t-CO2/億円)を2020年度に2013年度比△10%削減
      (原単位: 2013年度 58.81 → 2020年度 52.71)

【品質保証】

  • お客様の満足する適正品質の提供

コーポレートガバナンス・内部統制】

  • コーポレートガバナンス・コードに基づく健全で透明性の高い経営の推進・適切なリスクテイクを支える投資検討の仕組み確立と果断な実施
  • M&Aによりキッツグループに加わる新会社の内部統制構築

【経理、財務】

  • M&Aに備えた資本の充実と自己株取得を含めた配当政策によるROE向上

【情報システム】

  • 業務最適化及び経営判断強化を目指した、グローバル情報システム構築

【社会貢献】

  • CSR経営の一環として、継続的な社会貢献活動の企画・推進

© KITZ Corporation