「バルブの基礎知識」にようこそおいでくださりました。皆さんの中には、「バルブ」について馴染みが薄い方もいるかもしれません。しかし、「バルブ」は皆さんの日常生活を陰でしっかりと支えています。

 「バルブ」の起源は、紀元前1000年頃の古代エジプト遺跡から発掘された、木製のコックまで遡ることができます。古代ローマ時代には、貴族の家には水道のパイプが敷設され、その出口には青銅製のコックがついていました。このように金属製バルブは2000年以上も前から実用化されていました。

 日本で金属製バルブが初めて使われたのは、文久3年(1863年)紡績用ボイラーが輸入された時です。実際に国内で「バルブ」を製造したのは明治時代で、明治18年に水道事業や都市ガス事業がスタートしたことに伴い、バルブ製造が始まりました。

 今日においては、ご家庭のキッチン・風呂場・洗面所、あるいはオフィスビルの空調設備、製造工場の様々な設備、自動車・電車などの乗り物、発電所や焼却処理場など地球環境を守る活動の中にも様々な「バルブ」が使われています。

 このように長い歴史を持ち、家庭用から事業用まで幅広い分野で活躍している「バルブ」について、どのような物か知り・注目し・親しんでいただきたいと思います。