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Connecting through technology
素材

金属材料開発と高い鋳造技術

キッツグループでは用途・特性の異なる様々なバルブを製造しています。
それを可能にしているのは、最適な金属材料を自社開発できること、そしてそれを製造できる高い鋳造技術です。溶けた金属(溶湯)を型に流し込み、素材を形作る鋳造は一見単純に見えますが、技術的に非常に奥深い工法です。キッツの長い歴史で培われたノウハウと日々の技術革新によって現在も進歩しています。

次世代の金属材料開発

キッツで製造するバルブは材質ごとに①銅合金、②鋳鉄、③鋳鋼、④ステンレスと大きく4つに分類されます。銅合金は自社開発の鉛フリー材を含め10種類以上、鋳鉄はダクタイル鋳鉄も生産、鋳鋼は約10種類、ステンレスは純ニッケルを含めて35種類と非常に多くの金属材料を取り扱っています。銅合金・鋳鋼・ステンレスの特殊材質は高い耐食性を有する等、標準材質には無い特性を持ち合わせた優れたバルブ材料となる一方、製造が困難になる性質も併せ持ちます。そのため、必要な特性と製造の容易さを両立させる材料を自社で開発しています。

また、近年では環境に配慮したものづくりが必要とされています。銅合金の鉛フリー化は世界的な流れであり、様々な鉛フリー材が開発されています。最近はさらにリサイクル性も重視されており、次世代を見据えた材料開発は日々進んでいます。

環境規制に対応する金属材料研究

昨今、国内外の環境規制により銅合金中に含まれる鉛やカドミウムなどに対する規制が強化されています。そのような中、これらの規制に対応する商品として、①ビスマス系②シリコン系などの添加物を含むもの、または③これらの添加元素を全く含まないものという、3種の銅合金が供給されています。

しかし、耐食性・切削性を確保するために①②を含んだ銅合金は、従来の鉛入り銅合金スクラップとの分別が大きな課題となっています。

一方、①②を含まない銅合金も提案されていますが、安定した耐食性を有しないことが課題となっていました。

そこで世界的な鉛フリー化の流れを見据え、リサイクル性と耐食性という課題を克服する合金を、グループ会社である株式会社キッツメタルワークスと共同研究。両社が培ってきたノウハウを組み合わせ、このほど添加金属なしで耐食性も兼ね備えた鉛フリー黄銅棒を、世界で初めて開発しました。

当金属をスタンダードスペックと位置付け、バルブへの応用はもとより国内外の鉛フリー銅合金市場への供給を行っていきます。

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