研究開発

高付加価値を生み出す
研究開発体制

時代が求める多様なニーズにお応えするため、「安全性」、「耐久性」、「信頼性」を誇る流体制御機器を生み出しています。

研究開発体制

様々な分野の要求に応えるトップレベルのテクノロジー

世界最適地生産を目指したグローバルな生産ネットワーク

キッツグループの開発設計部門は、グループ各社の技術要素を活かし、建築設備、石油化学、クリーンエネルギー、水処理及び半導体等の幅広い分野で、お客様に価値を提供できるよう研究開発に取り組んでいます。例えば、耐食性や高温を要求される石油化学プラントではキッツ製品、クリーンな環境が求められる半導体製造プロセスではパーティクル発生が少ないキッツエスシーティー製品が採用されています。また、災害時でも安定供給が不可欠な水道施設ではキッツエスジーエス製品の耐震技術が評価されています。

世界最適地生産を目指したグローバルな生産ネットワーク

研究開発のコンセプト

コアテクノロジー

バルブの核となるシール技術、素材及び工法技術における一貫した要素技術開発

ソリューション提供

お客様や市場の困りごとに密着し、お客様に喜んでいただける商品・サービスを提供

スピード&グローバルネットワーク

世界各地域のお客様の多様なニーズにお応えする、国内外のグループネットワークを活用した迅速な製品開発

研究開発戦略

キッツグループの技術部門は、「流す」、「止める」、「絞る」のあらゆるニーズに、オンリーワンの技術とユーザーの期待を超える提案力で挑戦し続けるため、「技術ビジョン2030」を定め、積極果敢に研究開発に取り組んでいます。第2期中期経営計画(2025-2027)の策定にあたり、8つの市場区分とそれぞれのニーズを意識した「技術戦略2027」も定めています。

研究開発のコンセプト

グループのシナジーを最大限に発揮するため、日本をはじめ、欧州、米州、アセアン及び中国の技術者が協働し、グループウェア等のネットワークを活用しながら製品の開発設計を進めるなど、各地域の人財や技術を活かした世界最適地設計の技術体制を確立しています。また、各国の市場や法規制に適合する素材及び仕様による製品開発も展開しているほか、PLM※の活用により、製品、設計図面及び部品表を一元管理し、マーケットニーズに応じた製品開発を推進するなど、DXの積極的な導入による効率化にも取り組んでいます。
※PLM:Product Lifecycle Management

幅広い分野でライフラインを支えるシール技術と材料開発

外部漏れを確実にシールする技術を深化させ、ISOや AP Iの国際規格に準拠した性能を満たす製品の拡充によりフュー ジティブエミッション※を防止し、温室効果ガスやVOCの排出抑 制に貢献します。

※ フュージティブエミッション(Fugitive Emission): 大気中へのガスや蒸気の排出物漏えい、または望ましくない放出のこと。

DX推進、デジタルを活用して開発効率、顧客への訴求力の向上を図る

DX推進、デジタルを活用して開発効率、顧客への訴求力の向上を図る

製品の3Dデータで強度・流量・温度などをコンピューター解析で評価し、試作・試験コストを抑え短期開発を目指しています。職人の勘や経験に頼った鋳造工程では溶融金属の流れや凝固をコンピューター解析することで鋳造型製作を短期化し、技術の標準化と品質向上を達成しました。製品デジタルツインの活用をさらに強化し、開発から生産準備までの期間短縮に取り組んでいます。
さらに、営業部門でも製品3Dデータを活用し寸法確認や資料作成を行うことで、お客様からの問合せ対応を迅速化しました。また、製品の具体的なイメージや内部構造などを商談の場でお客様に立体的に見ていただくことが可能になりました。

DX推進、デジタルを活用して開発効率、顧客への訴求力の向上を図る

次世代に向けたソリューションを提供するために

開発、設計部門の執務スペースは、茅野工場敷地内に、創業70周年記念事業の一環として建設された「KITZ Group イベーションセンター」の中にあります。ミーテイングスペースが充実しており、フリーアドレスとアクティビティベースドワーキング(ABW)の導入により、自由で柔軟な発想や知見の交換が促進される空間となっており、お客様に喜んでいただける商品や技術の開発をスピーディーに行うための環境が整っています。

また、創造的な発想で新たな価値を生み出す「デザイン思考」を実践するための「イノベーションスタジオ」を設けており、ここを起点に、次世代に向けたソリューションを提供してまいります。

オフィスの画像1
オフィスの画像2

バルブの研究開発工程

バルブの研究開発工程
  • (1)構造解析

    シミュレーションによる流体解析や応力等の構造解 析を用い、製品の最適な構造を導き設計を行う。

    構造解析
  • (2)3D試作検証

    3Dプリンター造形により、早期に試作品による検証が可能。お客様が実際に触れて確認することができるサンプル品としても活用。

    3D試作検証
  • (3)鋳造解析

    凝固解析により鋳造に最適な型の方案設計を行う。

    鋳造解析
  • (4)型設計・製作

    型設計を行ったCAM※データを加工設備に反映し、自社内で型を製作する。

    型設計・製作

(5)信頼性試験あらゆる使用条件を想定した試験・分析を行う。

  • 低温試験
    低温試験

    LNGは低温の流体のため、低温状態を再現して試験を行う

  • ファイアテスト
    ファイアテスト

    バルブのシール部材が完全に焼損するほどの火災にあっても、バルブとしての機能を維持することが可能であるかを確認する。

  • ブローオフ試験
    ブローオフ試験

    高温・高圧の流体制御では、バルブの開閉時に大きな力が加わるため、使用限界条件下でのバルブの正確な作動を確認する。

  • ローエミッションテスト
    ローエミッションテスト

    「API規格に基づくメタンガスによる試験設備や、ISO規格で要求されるヘリウムガスの漏れ測定器を自社で保有。精密な漏れ検知や実際の流体を使用した漏れ試験を行う。」

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