知的財産戦略

キッツの強みと持続的な成長に向けた取り組み

キッツは、素材からの一貫生産を基本とした「高品質製品の安定供給体制」、「幅広い製品ラインナップ」、「強固な販売ネットワーク」、そして「お客様に寄り添い、困りごとを解決する技術力」を強みとしています。また、企業価値を高める上で必要不可欠な取り組みとして、特許と意匠をミックスした知的財産権の獲得をはじめ、データやノウハウなどの営業秘密の保護、ブランドを守るための商標権の取得や模倣品への対策など、キッツの強みを知的財産として保護・活用する取り組みを持続的に行うとともに、それに必要な人財の育成にも力を入れています。

今後、コア事業であるバルブ事業を基軸としながら、成長市場・地域をターゲットとして、①バルブ事業の深化及び②新たな流体機器や材料の探索を進め、新たな価値を提供するフィールドを広げることにより、さらなる③ブランド価値の向上を図ることが重要であると考えています。これら①~③の取り組みを行うにあたり、「特許情報などに基づく技術や協業先の探索」、「創出されたアイディアの特許出願やノウハウの保護」あるいは「商標権によるブランドの保護」など、複数の知的財産活動をバランスよく複合させた戦略を進めることにより、社会やお客様に選ばれ続ける企業を目指してまいります。

さらに、キッツは、コーポレートガバナンス・コードの趣旨を踏まえた上で、内閣府知的財産戦略本部の「知財投資・活用戦略の有効な開示及びガバナンスに関する検討会」が示すガイドラインを参照し、IPランドスケープなどの考えも取り入れながら、適切な情報開示とガバナンス体制の構築を進めています。

持続的な成長に向けた取り組み

社会課題への取り組みと知的財産

キッツは、社会課題の一つである気候変動を成長機会としてとらえ、水素サプライチェーンの実現に貢献するため、キッツグループ各社が連携して、水素ステーションや超高圧バルブ、液体水素用バルブの実用化を推進しています。

なお、水素ステーション関連製品の開発について、NEDOによる技術開発への参画を通じた活動が評価され、2020年に経済産業省より「ゼロエミ・チャレンジ企業」に選定されました。また、水素分野におけるグローバルな連携や水素サプライチェーン形成を推進する「水素バリューチェーン推進協議会」にも加入し、オープンイノベーションを通じた研究開発を進めています。

キッツは、これらの取り組みにより、カーボンニュートラルの実現に挑戦する企業としてのブランド価値を向上するとともに、技術開発の進捗に応じて特許などの知的財産権の継続的確保を図ることにより、競争優位性の向上に努めています。

ゼロエミ・チャレンジ企業
ゼロエミ・チャレンジ企業

イノベーションを推進する環境の整備

キッツは、ソフトとハードの両面において、知的財産の源泉であるイノベーションを推進する取り組みを進めています。その一つとして、茅野工場の敷地内に「KITZ Groupイノベーションセンター」を建設しました。これは、創業70周年記念事業の一環として行ったもので、2022年3月より稼働しています。創造的な発想で新たな価値を生み出す「デザイン思考」を実践するスタジオを持つ本施設はクリエイティブな人財を育成し、次世代に向けたソリューションを提供することができる環境づくりに役立つものと期待しています。

KITZ Groupイノベーションセンター
KITZ Groupイノベーションセンター

製品・お取引のお問い合わせ

製品技術、製品購入、カタログ、品質に関する
お問い合わせはこちらから

会社情報のお問い合わせ

会社情報、投資・総会・IR情報、プライバシーポリシー、
その他のお問い合わせはこちらから

RECRUIT採用情報

一緒に働ける仲間を
募集しています。

KITZ CONVENTION 2024