長期経営ビジョン

2022年2月、長期経営ビジョン『Beyond New Heights 2030「流れ」を変える』を公表しました。目まぐるしく変化する社会環境の中で、「キッツ宣言」の実現に向けて2030年にありたい姿を掲げたものです。

キッツグループは、これまであらゆる産業分野、とりわけ建築設備分野や石油化学・一般化学分野を中心に暮らしや産業を支え、ゆたかな社会づくりに貢献してまいりました。それらのコアビジネスの基盤を強化するとともに、エネルギー利用の効率化のために欠かせない「デジタル化」、カーボンニュートラルの実現に向けた「脱炭素化」をキーワードとして、リスクを恐れず成長ビジネスへの参入を加速し、ビジネス領域をシフトさせる両利きの経営を目指します。

長期経営ビジョン
2030年にありたい姿
FY2030定量目標
サステナビリティ経営重点テーマ

ビジネス領域のシフト

コア事業と成長分野で収益をあげられる両利きの経営を目指す
・デジタル化・脱炭素化を背景とした成長分野・地域への積極的リソース投入
・投下資本収益性(ROIC)を重視した事業展開

リスクを恐れず、成長ビジネスへの参入を加速させる会社に

事業ポートフォリオ基本方針

当社は2022年2月の取締役会において、企業理念である「キッツ宣言」を改訂するとともに、長期経営ビジョン『Beyond New Heights 2030 「流れ」を変える』及び第1期中期経営計画2024(2022年度~2024年度)を策定しました。

バルブ事業セグメントでは、現在の主力である建築設備、石油化学、水処理、機械装置の4市場と、デジタル化と脱炭素化を背景とした将来の成長分野である半導体装置、半導体材料(フィルター)、機能性化学、水素・低炭素の4市場の合計8市場に区分するとともに、主力事業を基盤に成長分野・地域への資源移動を進め、収益構成を変えてまいります。また、エリアビジネス戦略として、北米、中国、アセアン及びインドの各市場において、グローバルモデルとリージョン完結型モデルを組み合わせ、地域ごとに最適な戦略を推進してまいります。

併せて、2030年に向けた長期投資方針として、9ヵ年で800億円の総投資枠を設定し、このうち約6割を成長・新規分野に振り分け、知的財産の獲得や強化を含め積極的に投資を進めてまいります。また、人的資本の戦略的な活用として、社員エンゲージメントの持続的向上に向けてのKPIを設定し、その実現に取り組むとともに、業務革新活動と連携してビジネスモデルを変革し、高付加価値業務へのシフトにより人財のさらなる有効活用を行うほか、経営リソースを戦略的に配分し、ブランド価値を高め、収益性の向上を目指してまいります。

なお、第1期中期経営計画2024においては、経営の機軸を「中長期的な投下資本収益性の向上」におき、対外的には株主資本コスト以上の連結ROE(自己資本利益率)9%以上を目標とし、社内的には各事業セグメントの加重平均資本コスト(WACC)以上のROICを目指して取り組んでまいります。

2030年度の財務(定量)目標としては、連結売上高2,000億円規模を想定し、平均売上高成長率4%以上を、また、連結当期純利益100億円規模を想定し、ROE10%以上を目指します。

IRに関するよくあるご質問
(FAQ)

IRに関するお問い合わせ

KITZ CONVENTION 2024