サステナビリティファイナンス
サステナビリティ・リンク・ボンドの発行
発行の背景
キッツグループは、企業理念である「キッツ宣言」の実践、すなわち、流体制御技術と材料開発で社会インフラを支え、ゆたかな地球環境と持続可能な未来の創造に向けて、キッツグループのサステナビリティ経営をファイナンスの側面から推進することを目的に、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行しました。
キッツグループは長期経営ビジョンにおいてサステナビリティ経営を経営戦略の中核に据え、ESGの各分野で重点テーマを特定し、E(環境)に関する取り組みとしてCO₂ゼロ・環境負荷ゼロ・リスクゼロの「3ZERO(トリプルゼロ)」実現を掲げています。本社債のKPIは、喫緊の社会課題である気候変動問題への対応としてトリプルゼロの中でも特に重要性の高い「CO₂ゼロ」達成に向けた進捗を測る指標であり、キッツグループのサステナビリティ経営の実現において不可欠な要素となります。
サステナビリティ・リンク・ボンドの概要
社債の名称 |
株式会社キッツ第6回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティ・リンク・ボンド) |
---|---|
発行年限 |
5年 |
発行額 |
100億円 |
利率 |
0.450% |
払込金額 |
各社債の金額100円につき100円 |
償還金額 |
各社債の金額100円につき100円 |
条件決定日 |
2022年9月7日(水) |
発行日 |
2022年9月14日(水) |
償還期日 |
2027年9月14日(火) |
主幹事証券会社 |
大和証券株式会社、みずほ証券株式会社 |
Structuring Agent※ |
大和証券株式会社 |
KPI(Key Performance Indicator) |
国内グループのScope1及びScope2におけるCO₂排出量削減率 |
SPT(Sustainability Performance Target) |
Scope1及びScope2の2025年度におけるCO₂排出量を81.7%削減(基準年度である2013年度比) |
債券の特性 |
SPTを達成することができなかった場合、本社債の債券特性が変動します。変動内容については、本社債の判定日以降、①または②のいずれにするかを決定します
|
取得格付 |
A-(株式会社格付投資情報センター) |
※Structuring Agentとは、フレームワークの策定や第三者評価取得に関する助言等を通じて、ESG債の発行支援を行う者を指す。
サステナビリティ・リンク・ボンド・フレームワークの策定及び第三者評価の取得
本社債発行にあたり、KPIの選定、SPTの測定、債券の特性、レポーティング、検証の5つの要素について記載したサステナビリティ・リンク・ボンド・フレームワークを策定するとともに、本フレームワークに関して、国際資本市場協会(ICMA)が定める「サステナビリティ・リンク・ボンド原則2020」への適合性を確認したセカンドオピニオンを、株式会社格付投資情報センター(R&I)より取得しています。
本社債への投資表明投資家
本サステナビリティ・リンク・ボンドへの投資を表明していただいた投資家をご紹介します。
(2022年9月7日現在、五十音順、投資表明件数 31件)
- ・株式会社愛知銀行
- ・長野信用金庫
- ・上田信用金庫
- ・西尾信用金庫
- ・観音寺信用金庫
- ・沼津信用金庫
- ・北おおさか信用金庫
- ・福岡県信用組合
- ・甲府信用金庫
- ・株式会社福岡中央銀行
- ・株式会社西京銀行
- ・福泉信用組合
- ・株式会社三十三銀行
- ・富士信用金庫
- ・静岡県信用農業協同組合連合会
- ・三重県信用農業協同組合連合会
- ・諏訪信用金庫
- ・三島信用金庫
- ・セゾン自動車火災保険株式会社
- ・三井住友海上火災保険株式会社
- ・瀧野川信用金庫
- ・株式会社山口銀行
- ・敦賀信用金庫
- ・株式会社山梨中央銀行
- ・東京海上日動火災保険株式会社
- ・ライフネット生命保険株式会社
- ・株式会社富山銀行
- ・両備信用組合
- ・中兵庫信用金庫
- ・和歌山県信用農業協同組合連合会
- ・長野県労働金庫