鋳鋼バルブ

鋳鋼製バルブは使用目的によって、ボデー・ボンネット・トリム材料など様々なバリエーションが要求されます。これらを石油精製から各種石油化学プラントの配管ラインに採用いただいております。

構造上の特長

ゲートバルブ・グローブバルブ共通

  • ステムの焼付きがない
    ステムねじ部の精度が高く、焼付がありません。またパッキンとの摺動面は、研磨仕上げが施されています。そのため、長期間、安定した軽快なハンドル操作が出来ます。
  • グランドパッキンに電食防止処理
    グランドパッキンは広い適用範囲をもつ膨張黒鉛をベースとしたパッキンで、電食防止処理がしてあります。
  • ヨークスリーブ、ヨークブッシュの耐久性
    Ni20%含有のダクタイルニレジストを使用。耐焼付、防錆、潤滑性に富み、高温にもすぐれた耐久性を発揮します。またゲートバルブには、グリスニップルが取付けられています。
  • 口径内に突起部がない
    シール溶接型ボデーシートリングは溶接部が突出しておらず、流れを防げません。

ゲートバルブのみ

  • 安定したジスク
    各機種ともジスクは入念な表面仕上げを施すとともに圧力変化や低圧範囲でも十分な機能を発揮するように設計されています。
    ボデー、ジスクともすき間の小さい十分な長さのガイドを設けており、垂直、水平いずれの配管にも適しています。

その他

  • ゲート、グローブ、チャッキバルブともボデーにはドレン座、バイパス座を設けてあり、必要に応じて、ドレン、バイパス機能を設置することができます。クラス150、300、600、900および1500のバイパス座はMSS-SP-45に準拠しています。
  • チャッキバルブはカウンターウェイト付も対応しております。
  • ネームプレートは標準化し、仕様を明示しています。
  • 手動操作には直ハンドル型とギア操作型があります。自動操作用電動型および空気圧シリンダー型も製作していますのでご照会ください。
  • ボデーの標準塗装は耐熱シルバーです。

ゲートバルブのシート部仕様

シートリング接続方法/シール溶接

ゲートバルブのシートリング接続方法はシール溶接となります。なお、シート面の種類により右記のように分類され、それぞれに製品記号が設定されています。

ゲートバルブのジスクの特長

ジスク(側面)

鋳鋼バルブのジスクは一体形に作られており、溶接による接合や弛みを生ずる箇所はなくソリッド形・フレキシブル形とも常に同芯性を維持する構造になっています。ジスクガイドは比較的長く、ボデーのガイドリブと噛合い安定した作動が得られます。

ジスク(正面)

ジスクおよびボデーシートのシール面は滑らかなラップ仕上げが施されており、ご指定により、上図のようなハードフェイシングが施されます。とくにフレキシブルジスクは閉止時にシート全面が均一な力で弾力的に接するようになっており、所定のレーティング圧力に対して確実なシールが得られます。

ステム結合部

ジスクはステムのTヘッドと確実に接合してジスクの荷重はステムヘッドに均等に加わり、使用中の弛み、ずれ等のない頑丈な構造になっています。

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