フローティング型ボールバルブ(TDZシリーズ)は、ISO17292やAPI608の国際規格に適合し、プラントプロセスの厳しい条件に対応します。ISO 5211とCAPIの駆動部取り付け寸法で、世界中の駆動装置と互換性があり、PED 2014/68/EUのCEマークで安全性を保証します。
フローティング型ボールバルブ(TDZシリーズ)
最新の国際規格に対応した新型フローティングボールバルブ「TDZシリーズ」
特長
- ISO 17292、API 608に適合。プラントプロセスのシビアサービスに必要な高いパフォーマンスを満たしています
- 新グランド構造を採用し エミッションテスト(ISO 15848, EPA Method 21, API641)で要求される性能を満たします
- 最新のファイヤーセーフテスト(API 607/5th – ISO 10497/2004)に対応可能です
- 駆動部の取り付け寸法はISO 5211及びCAPIを採用。世界中のあらゆる駆動装置に対応します
- ボールシートにはキッツオリジナルのハイパタイト®を採用し高い封止性能を発揮します
- PED 2014/68/EUに基づくCEマークに対応可能(オプション)
フローティングバルブ動作原理
フローティングボールバルブは、バルブ内のボールはステムなどの他の部品とは固定されず、1次側(入口側)と2次側(出口側)に設けられた2個のシートで抱きかかえられた構造をしています。ボールは固定されていないため、閉止時にボールは流体圧力によって押され、2次側シートとの密着力として作用します。
設計仕様
基本設計 | ISO 17292、API 608、ASME B16.34、BS 5351 |
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面間寸法 | ASME B16.10 |
管接続部 | ASME B16.5、JIS B2220 |
本体肉厚 | ISO17292、ASME B16.34、BS 5351 |
駆動部取り付け寸法 | ISO 5211、CAPI |
ファイヤーセーフ | API607/5th – ISO 10497 |
エミッションテスト | ISO 15848、EPA Method 21、API641 |
- ISO 17292: Metal ball valves for petroleum, petrochemical and allied industries.
- BS 5351: Steel ball valves for the petroleum, petrochemical and allied industries.
- CAPI: Spec ADDS 2.02 Rev: H Technical Specification for design requirements of actuator brackets for quarter turn soft seated ball valves.
- API 608: Metal Ball Valves – Flanged, Threaded, and Welding Ends.
- ISO 15848: Industrial valves – Measurement, test and qualification procedures for fugitive emissions.
- API 641: Type Testing of Quarter-turn Valves for Fugitive Emissions
- API 607: Fire Test for Soft-seated Quarter – turn Valves.
- ISO 10497-5 : 2004 (Identical), Testing or Valves-Fire type-testing requirements.
- ISO 5211: Industrial valves – Part-turn actuator attachment.
- Pressure Equipment Directive (PED) 2014/68/EU
※カタログP30