トラニオン型ボールバルブ(パイプライン用)

3ピース構造の工業用トラニオンボールバルブは、ASMEおよびAPI規格に準拠しており、パイプライン用途に最適な設計となっています。

構造上の特長

ダブルブロックアンドブリード

シートリテーナに保持されたシートは上流側と下流側の両方に設けられており、ボールに対してそれぞれが独立して密着し、流体を遮断しています。そのため、全開時、全閉時には流路とボデーキャビティは完全に隔離されます。ボデーキャビティ部の流体はドレンポート又は、ベントバルブから排出できます。

異常昇圧防止

シートシール機構は、シートがスプリングの力でボール側に一定の力で押されており、もしボデーキャビティ内に溜まった流体の圧力が何らかの原因で上昇しライン圧力を超えて異常に昇圧した場合、シートリテーナが僅かに後退しキャビティ内の圧力をパイプラインに逃がし破損を防止します。

ファイアセーフシート

ボールシートが火災などにより軟化、焼失した場合は、金属製シートリテーナの先端部が直接ボールに接触して流体の過大な漏れを防止します。

静電気帯電防止

バルブおよび配管ラインに静電気が発生してもバルブに帯電しないよう帯電防止策が施してあります。

低トルク作動

手動にはギア操作機、自動には空圧式、油圧式、電動式の各操作機が用意されています。トラニオン型ボールバルブのボールは、2B〜4Bでは上下ステムで支持され、6B〜24Bでは上下のトラニオンプレートで支持されます。それぞれの支持部には流体圧力による荷重を受けるために、強化PTFE(メタル裏張り)製のベアリングが装着されています。このため、作動トルクが小さく流体圧力によって操作が極端に重くなったり、シートを傷めたりすることがありません。

シーラント供給装置 (オプション)

ボールシートまたは、ステムシールが損傷した場合のシール緊急蘇生のためのシーラント供給機構を取付けることができます。

ステムエクステンション(オプション)

地中埋設用、その他ご指定によりステム部の長さを延長したステムエクステンションを取付けることができます。

圧力/温度範囲

トラニオン型ボールバルブはOリングを用いているため、Oリングの許容温度範囲を超えて使用できません。
HNBR:140℃, FKM:200℃を超えて使用する場合は、部品材料の変更が必要となります。このような条件で使用される場合は必ず当社にご確認ください。

詳しくは、弊社ボールバルブ 総合カタログをご覧ください。

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