Λポートボールバルブ

繊維や固形質を切断するのは、ジスク（金属）とシート（金属）の摺動によりますが、一般にパルプなどの繊維が流体に含まれていると、ボールバルブなどでは閉止作業時に詰まってしまい、メンテナンスに苦慮します。しかしΛポートバルブの場合は、金属のエッジが夾雑物を切断しながら閉止しますので、詰まることがありません。また、ボデーはフランジ構造で、分解・組立に特殊工具を必要としないため、メンテナンスも容易です。

ボデー、ボデーキャップ及びシートが、それぞれメタルタッチするよう構成されており、配管応力などの外力に強い構造です。また、摩擦係数の小さなステムベアリングも使用していますので、操作トルクは軽く安定しています。

バルブの流路はほぼストレートで、しかもフルボア形のため、全開時の流量が大きく、夾雑物を含む流体でもスムーズに通過します。

自動操作バルブは年々増加の一途をたどっています。Λポートバルブの自動化には、空圧式としてB型アクチュエータを標準で用意してます。また、電動式アクチュエータにも各種対応いたします。
また、ステムとジスクはスプライン結合されているため確実な操作性を発揮します。さらに、耐圧部のグランド部とは無関係の専用ボルトにより、確実にアクチュエータの取付けができます。