空気式
コンプレッサによって作られた圧縮空気は、空気タンクに蓄積され、配管を通って工場内の必要な場所へ送られます。その圧縮空気(エア)を利用して、エアシリンダなどのアクチュエータを取り付けて、直線運動、回転運動をさせます。
長所
STRONG POINT- 1)作動スピードが速い。
- 2)作動スピードをスピコンにより任意に可変できます。
- 3)緊急遮断弁や緊急開放弁の駆動部として使用できます。
(単作動式・スプリングリターン式) - 4)開閉頻度の多いところに用いることができます。
- 5)構造がシンプルなためメンテナンス性が良い。
- 6)供給空気圧の変更で出力を変えられます。(複作動式のみ)
- 7)スロットリング制御(流量調節)にも使用できます。
- 8)防爆地域でも使用可能です。(電気機器は防爆仕様)
短所
WEAK POINT- 1)計装用空気を必要とするため湿気及び塵埃除去のドライヤやフィルタの設備費が必要です。
- 2)供給空気圧源と駆動機との距離が長いところでは、応答性が鈍くなります。(空気の圧縮性による)
- 3)高出力を得るには駆動機が大きくなります。
- 4)空気圧、流量が変動すると作動に影響が出ます。
Bシリーズの特長
- 1)スコッチヨーク構造を採用
- 2)摺動摩擦の小さいスムーズな作動
- 3)シンプルで故障の少ない構造
- 4)回転機構部をシリンダから分離
- 5)バルブ口径250A以上の大口径にも対応可能
- 6)塗装も対応可能(本体がダクタイル鋳鉄で重防食塗装にも対応可能)
- 7)納入実績も多数
- 8)多彩な付属品にも対応可能
Fシリーズの特長
- 1)ピストン構造について
- 2)フレキシブルモディフィケーションの導入
- 3)バルブ取付用部品はEX型電動アクチュエータと共通
- 4)国内自社工場生産
- 5)バルブ取付部寸法にISO5211 付属品取付部寸法はNAMURを採用
- 6)バルブ口径10A~200A(10K)に対応
ピストン構造について
ピストン中心軸とラック&ピニオン軸が同軸上にありピストンは滑らかに作動する。
ピストン中心軸とラック&ピニオン軸が異なる軸上にあり、ピストンを傾ける力が働く。
フレキシブルモディフィケーションの導入
モジュールユニット
パーツの共通化とフレキシブル・モディフィケーションはオプションの可能性を広げます
- ●配管後にアクチュエータの取付方向を変えたい
- ●エアー機器を追加したい
- ●エアーの供給が止まった際の作動方向を変えたい
- ●バルブの作動状況がわかるセンサー(スイッチ)を後付したい
- ●後からアクチュエータを取付、自動化したい
付属品(アクセサリー)の取付
取付板+配管を用いた付属品の取付
ダイレクトマウント(NAMUR規格品)
もっとバルブについて
詳しく知りたい方は?
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