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グリーン水素製造市場に本格参入 PEM型水電解水素発生ユニットの販売開始
株式会社キッツ(本社:東京都港区、取締役代表執行役社長 河野 誠、以下「キッツ」)は再生可能エネルギーの有効活用とCO₂排出量の削減に貢献するため、グリーン水素製造・供給にむけた取り組みを強化しています。
このたび当社としては、初めてとなる固体高分子膜(PEM)型の水電解水素発生ユニットを日本市場向けに開発し、販売開始することを決定いたしました。本ユニットは、水を電気分解して水素を生成するPEM型電解技術を採用しており、再生可能エネルギーとの組み合わせにより、環境負荷の少ない水素供給を可能にします。
背景と狙い
キッツはこれまで、高圧・液化水素用バルブ技術を核に、水素ステーションや供給設備の設計・製造・エンジニアリングまで一貫して対応できる体制を構築してきました。今回の水電解水素発生ユニットの開発により、バルブの供給にとどまらず、水素の製造・輸送・貯蔵・利活用に必要なインフラ整備を支援し、トータルソリューションの提供を通じて、水素社会の実現と市場拡大に貢献してまいります。
製品概要一例 | PEM型 水電解水素発生ユニット(KHG-PX100) |
製品名 | KITZ Hydrogen Generator Proton Exchange 100N㎥/h |
製造能力 | 100N㎥/h* *N㎥/h ノルマル立法メートル 標準状態での1時間あたり水素生成量 |
ユニット構成 | 制御盤/水電解スタック/純水タンク/気液分離器/精製装置 |
仕様 | PEM型 水電解水素発生ユニット(KHG-PX100) の場合 |
水素発生流量 | 100N㎥/h |
水素純度 | ≥99.999% |
露点 | <-65℃ |
発生圧力 | 最大0.85MPaG |
電源容量 | 700KVA |
電源 | 400V AC三相4線式 |
制御システム | PLC |
外寸 | W2,438×D13,716×H2,896(mm) |
重量 | 約25t |
※最大500N㎥/hまでのラインナップ展開を予定しています。
※受注生産のため、価格・納期は未定です。
※仕様は予告なく変更となる場合があります。
展示会出展情報
2025年9月17日(水)~19日(金)10:00-17:00
幕張メッセ「H₂ & FC EXPO 水素・燃料電池展」キッツブース ブース番号:E10-6
KHG-PX100のミニチュアモデルを展示いたします。ぜひご来場ください。